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[9764] Re7:アルミフォイルとWI−FI電波返信 削除
2020/10/3 (土) 01:59:53 園長
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でもカメラを持ち上げるとこのように下に飛んだ電波がアルミホイルに反射して上に向かいます

何も無ければ下にそのまま向かう電波を上に向けられるので上のほうに受信するスマホが有れば電界強度は高まりしっかりと受信できるようになります

先ほどの着火テストのようにアルミホイルに丸みを付けると反射した電波を狭められるので向きさえ合っていればさらに一方向に電波を強くできます

ちなみにこの着火装置やパラボラアンテナの丸みは放物線です
円の一部なら両端をその曲がり具合で伸ばしていくといずれ交わり円が出来ますが放物線はどんなに伸ばしても両端は交わることなく離れていくばかりです

なのでボールみたいな物をパカッと真っ二つにしてその内側にアルミホイルを貼ったりしてもパラボラアンテナのように1か所に電波を集めるのは不可能です

[9765] Re8:アルミフォイルとWI−FI電波返信 削除
2020/10/3 (土) 02:00:29 園長
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ワニ板でご質問頂いた
「アルミホイルを使ったが効果が出なかった」
という事を具体的に説明します

カバンにカメラを設置して手にスマホを持っている所だと思って臭い

赤いカバンの下に黄色いアンダーラインを書き込みましたがこれがアルミホイルだと思ってください

電波は最短で直線で届くものしかスマホで受信できないのでこのようになります

[9766] Re9:アルミフォイルとWI−FI電波返信 削除
2020/10/3 (土) 02:01:07 園長
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2.4ギガの電波は光に似た性質ですが布や皮などは電波が突き抜けますのでそこが光と性質が異なります

アルミホイルをカバンの中に敷いていなければこのように地面に反射した電波もスマホに入るのでアルミホイルを単にカメラの下に敷いただけだとスマホに届く電波は弱くなるので電波の飛びを良くすることは出来ず逆効果です

実際には2.4Gだと青で書いたラインの直接飛び込む電波だけで映像が映るので地面から来る反射波は何の意味も無く直接波が相当弱まった時しか役に立たないですが電波が強くなっているのは確かです

UHFなどテレビのアナログ送信機の場合ですと強い間接波が入ってくると右側に同じ映像の影が出来てゴーストと言う現象が起きて二重に見えますが2.4ギガはそれが起きません
(というかデジタル波なので起きない)

[9767] Re10:アルミフォイルとWI−FI電波返信 削除
2020/10/3 (土) 02:01:52 園長
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室内で設置撮りの場合はこのようにスマホで受信したい方向に電波が飛ぶようにアルミホイルを少し弧を付けて設置すると電波に指向性を付けて強く飛ばすことが出来ます

このやり方は自宅でWI−FI機器を家の端っこに設置している場合に360度まんべんに飛ぶ必要が無い場合は家の中に向けてだけ電波を強く飛ばすのに有効的です

カバンの中からウエラブルカメラから電波を出す場合には逆に電波を余計な所まで飛ばないようにアルミホイルを使いカバンを加工すると安全度が高まります

ハンターなどはSSIDなどスマホでどんなWi-Fi電波が出ているかを見て機種が特定できれば撮影者が近くに居る事を知り得る事が出来るので電波が自分だけが見れるようにギリギリ狭めるためにアルミホイルで余計な方向に飛ぶのを抑えるという使い方も有効です

[9777] Re11:アルミフォイルとWI−FI電波返信 削除
2020/10/12 (月) 22:18:54 ぽるにか
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園長様

ぽるにかです。
遅くなりましたが御解説いただきありがとうございました。
都合よく受信しやすいようにするというのもなかなか大変そうですね。
またいずれアルミホイルを使った検証もやってみたいと思います。

余談として、その後いろいろと試してみたのですが
どうもその時々でカメラとスマホの相性というのが出てくるようで
あらかじめモニタリング用のスマホを複数台用意しておき
なんかラグがひどいと感じたら別のスマホを使うようにすると
そちらではラグが出なかったりするので、現状はそういった運用を考えております。
(カメラのWi-Fiに勝手に繋がってしまうので使っていないスマホは電源を切る必要がありますが)

ちなみにラグがひどくなったスマホもしばらくしてから
もう一度繋ぎなおすと同じ環境であっても普通にラグなしで使えたりするので
正直もうよくわからない感じですね。
(考えられるのはその時周囲にいる人たちのスマホによる影響くらいでしょうか)

アルミホイルを使って工夫すればあるいはそれも改善できるのかも…?

[9778] Re12:アルミフォイルとWI−FI電波返信 削除
2020/10/14 (水) 01:39:40 園長
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▼ ぽるにかちゃん

> 余談として、その後いろいろと試してみたのですが
> どうもその時々でカメラとスマホの相性というのが出てくるようで
> あらかじめモニタリング用のスマホを複数台用意しておき
> なんかラグがひどいと感じたら別のスマホを使うようにすると
> そちらではラグが出なかったりするので、現状はそういった運用を考えております。


物理的要因も有るのでその部分を説明致します
スマホによりWi-Fi電波の飛び(受け)は違いますし同じ個体でも装着するカバーにより影響を受けます

画像をご覧臭い
上の3つ並べたものは左からiPhone6S用ケース、中央が5S用透明ケース、右がXperiaのSOL23(型番違うかな?)の実機です

下の画像は上の左のケースの裏側を写したものです
樹脂(プラスチックみたいなもの)のケースだと基本的には電波を遮りにくいのですがシルバーの塗料はアルミの粉がまぶされているようで電波を遮りますのでこの手のケースを付けているととにかく感度が落ちます

中央の完全に透明な樹脂のケースは装着していても全く電波の飛びに問題は有りません

ケースを付けずにスマホを裸で使っている場合はそのスマホの筐体の材質で飛びは変わります
私が所有してきたiPhone5Sと6Sは背面がアルミパネルなので電波を遮る材質です
試してみると背面が樹脂のGalaxyS9やゼンフォン6のほうが確実に遠くまでWI-FI電波が届くので離れたところから遠隔操作が出来ます

ご自身のスマホのケースやスマホの背面の材質を見比べてみてください
アルミなど金属で出来た背面だと電波は液晶画面からは強く出ますが背面方向には
飛びにくいのでどうしても通信できる距離は短くなります

ケースを付けている場合は外してスマホだけで試してみてください
飛びが良くなればケースが電波を遮断しているというか減衰させています

3つ並べた一番右のエクスペリアは実機ですが背面が透明な樹脂で紫のプリントされたものがパッキングされていますがこのように背面が透明樹脂やガラスのものは電波が飛びやすいのでiPhoneの5Sや6Sなどの背面がアルミのものよりよく飛びます

ケースや背面の材質を確認してみてください
ぼるにかちゃんは文面からしてスマホを複数所有しているようですので材質確認をしてそれを意識して試してみてください

相性では無く材質など物理的な原因の可能性も考えられます

> ちなみにラグがひどくなったスマホもしばらくしてから
> もう一度繋ぎなおすと同じ環境であっても普通にラグなしで使えたりするので
> 正直もうよくわからない感じですね。


こちらについて説明します
WI-FI電波は2.4ギガ帯を使っています
という事は文字の通り2.40000ギガヘルツを使っている訳では無く帯域がどのくらいか分かりませんが2.4ギガ帯と言う事は2.40000〜2.499999までのこの幅の帯状の事を指します

Wi-Fi電波でペアリングする時は決まった周波数に繋がる訳では無くマルチチャンネルアクセス方式と言う接続になるので同じカメラと同じスマホの使う環境が同じでもWI-FI接続する都度に2.4ギガのどの周波数で繋がるかは常に違いが有り同じチャンネルには入りません

2.4ギガは波長が短くとてもシビアな周波数なのでスマホの中にはZ型に折り曲げられた波長に合わせたアンテナが入っているのですがこの長さが1ミリ長いか短いかでどの周波数が飛びが良いかが変わります

例えば2.4ギガの低い周波数が効率が良いスマホでカメラ側も同様なら低い周波数で繋がった時は飛びが良く電界強度が高い状態(カメラとスマホが近い)だと弱いとか強いとか関係ないので苦手な高い周波数で繋がると機器同士が離れた時に切れやすくなります

これを良くする方法としてはカメラとスマホを5m以上離して接続をさせると条件の良いチャンネルで接続される可能性が有りますが撮影現地でこれをするのは現実的では無いかと思います

> (考えられるのはその時周囲にいる人たちのスマホによる影響くらいでしょうか)

確かに自分が接続した状態で強い電波がすぐ近くから出ていると飛びに影響を受けます
マルチチャンネルアクセス方式なのでペアリングする時に近接した使われている周波数から離れた周波数で繋がり通信が出来るようになるのですが接続したままで自分が移動したりまたは近い周波数を使っている人が近くに来た場合は自分が使っているチャンネルに影響が出て飛びが極端に悪くなることが有ります

例えばワイヤレスヘッドホンは一番使われているWI-FI通信かと思いますがこのようなイヤフォンの電波の影響も同じ周波数帯を使っているので周りにウエラブルカメラを使っている人が居なくても影響は受けますし住宅や建物から出ているWI-FIルーターの電波などはかなり強力に電波が出ていたりするので自分が移動してそのような強い電波の近くに行くと飛びが悪くなるというか電波障害を起こす可能性が有ります

途中で飛びが悪くなって接続が不安定になった場合の対応策としては一度通信を切り再度接続しなおすとその場所での通信に適した空きチャンネルに接続しなおしてくれるので改善が見込まれる可能性が出ます

原理が分かれば対策や改善策が見いだせますのでこの知識を知って理解していれば上手にWi-Fi電波と付き合っていけると思います

まずはお手持ちのスマホの背面の材質ともしケースを付けていればケースが得今日していないか確認してみましょう

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