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[9778] Re12:アルミフォイルとWI−FI電波返信 削除
2020/10/14 (水) 01:39:40 園長
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▼ ぽるにかちゃん

> 余談として、その後いろいろと試してみたのですが
> どうもその時々でカメラとスマホの相性というのが出てくるようで
> あらかじめモニタリング用のスマホを複数台用意しておき
> なんかラグがひどいと感じたら別のスマホを使うようにすると
> そちらではラグが出なかったりするので、現状はそういった運用を考えております。


物理的要因も有るのでその部分を説明致します
スマホによりWi-Fi電波の飛び(受け)は違いますし同じ個体でも装着するカバーにより影響を受けます

画像をご覧臭い
上の3つ並べたものは左からiPhone6S用ケース、中央が5S用透明ケース、右がXperiaのSOL23(型番違うかな?)の実機です

下の画像は上の左のケースの裏側を写したものです
樹脂(プラスチックみたいなもの)のケースだと基本的には電波を遮りにくいのですがシルバーの塗料はアルミの粉がまぶされているようで電波を遮りますのでこの手のケースを付けているととにかく感度が落ちます

中央の完全に透明な樹脂のケースは装着していても全く電波の飛びに問題は有りません

ケースを付けずにスマホを裸で使っている場合はそのスマホの筐体の材質で飛びは変わります
私が所有してきたiPhone5Sと6Sは背面がアルミパネルなので電波を遮る材質です
試してみると背面が樹脂のGalaxyS9やゼンフォン6のほうが確実に遠くまでWI-FI電波が届くので離れたところから遠隔操作が出来ます

ご自身のスマホのケースやスマホの背面の材質を見比べてみてください
アルミなど金属で出来た背面だと電波は液晶画面からは強く出ますが背面方向には
飛びにくいのでどうしても通信できる距離は短くなります

ケースを付けている場合は外してスマホだけで試してみてください
飛びが良くなればケースが電波を遮断しているというか減衰させています

3つ並べた一番右のエクスペリアは実機ですが背面が透明な樹脂で紫のプリントされたものがパッキングされていますがこのように背面が透明樹脂やガラスのものは電波が飛びやすいのでiPhoneの5Sや6Sなどの背面がアルミのものよりよく飛びます

ケースや背面の材質を確認してみてください
ぼるにかちゃんは文面からしてスマホを複数所有しているようですので材質確認をしてそれを意識して試してみてください

相性では無く材質など物理的な原因の可能性も考えられます

> ちなみにラグがひどくなったスマホもしばらくしてから
> もう一度繋ぎなおすと同じ環境であっても普通にラグなしで使えたりするので
> 正直もうよくわからない感じですね。


こちらについて説明します
WI-FI電波は2.4ギガ帯を使っています
という事は文字の通り2.40000ギガヘルツを使っている訳では無く帯域がどのくらいか分かりませんが2.4ギガ帯と言う事は2.40000〜2.499999までのこの幅の帯状の事を指します

Wi-Fi電波でペアリングする時は決まった周波数に繋がる訳では無くマルチチャンネルアクセス方式と言う接続になるので同じカメラと同じスマホの使う環境が同じでもWI-FI接続する都度に2.4ギガのどの周波数で繋がるかは常に違いが有り同じチャンネルには入りません

2.4ギガは波長が短くとてもシビアな周波数なのでスマホの中にはZ型に折り曲げられた波長に合わせたアンテナが入っているのですがこの長さが1ミリ長いか短いかでどの周波数が飛びが良いかが変わります

例えば2.4ギガの低い周波数が効率が良いスマホでカメラ側も同様なら低い周波数で繋がった時は飛びが良く電界強度が高い状態(カメラとスマホが近い)だと弱いとか強いとか関係ないので苦手な高い周波数で繋がると機器同士が離れた時に切れやすくなります

これを良くする方法としてはカメラとスマホを5m以上離して接続をさせると条件の良いチャンネルで接続される可能性が有りますが撮影現地でこれをするのは現実的では無いかと思います

> (考えられるのはその時周囲にいる人たちのスマホによる影響くらいでしょうか)

確かに自分が接続した状態で強い電波がすぐ近くから出ていると飛びに影響を受けます
マルチチャンネルアクセス方式なのでペアリングする時に近接した使われている周波数から離れた周波数で繋がり通信が出来るようになるのですが接続したままで自分が移動したりまたは近い周波数を使っている人が近くに来た場合は自分が使っているチャンネルに影響が出て飛びが極端に悪くなることが有ります

例えばワイヤレスヘッドホンは一番使われているWI-FI通信かと思いますがこのようなイヤフォンの電波の影響も同じ周波数帯を使っているので周りにウエラブルカメラを使っている人が居なくても影響は受けますし住宅や建物から出ているWI-FIルーターの電波などはかなり強力に電波が出ていたりするので自分が移動してそのような強い電波の近くに行くと飛びが悪くなるというか電波障害を起こす可能性が有ります

途中で飛びが悪くなって接続が不安定になった場合の対応策としては一度通信を切り再度接続しなおすとその場所での通信に適した空きチャンネルに接続しなおしてくれるので改善が見込まれる可能性が出ます

原理が分かれば対策や改善策が見いだせますのでこの知識を知って理解していれば上手にWi-Fi電波と付き合っていけると思います

まずはお手持ちのスマホの背面の材質ともしケースを付けていればケースが得今日していないか確認してみましょう

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