TK335R Report
当サイトの会員さんには探偵さんや調査会社のPROの皆さんや特殊撮影のPROの方々、小型CCDなど特殊機器マニアの皆様等プロフェッショナルの人が多数在籍されていますが一番普及しているカメラがこの「TK335R」です
このコーナーでは「TK335R」の魅力をご紹介していこうと思います
元々TKシリーズは(株)タクマさんが探偵学校を開設されていた時にプロの皆様が調査に使うときに便宜性がよい物をという事で誕生したシリーズで当初は一般売りされておりませんでしたが一般販売が解禁され広告を目にした方も多いと思いますがラジオライフ誌に長年広告を出されて一般ユーザー向けの販売をされておりましたが今はまた機材をプロ向けに販売する方向にシフトしており現在は一般の人が購入できる販売チャンネルは調査機器VTCさんのみとなりました
TK335Rは以前はTK335Sとして販売されていた機種が一旦姿を消しその後大幅にチューンされて型番がRevivalを表す「R」という型番に変わりモデルチェンジ販売されました
しかし・・・販売されているVTCさんのHPではモデルチェンジした事もどこが変わったのかも全く説明がされないままのモデルチェンジ販売となりました
それどころか前機種の「S」を販売されていた時には全て掲載されていた付属品の画像も販売ページから削除されております
現行の「R」も接続コード等ワンパッケージ商品なのですがその事すらも記しておらず販売ページは縮小されました
何故なのか問い合わせたところ一般販売を縮小し、またプロ向けとしての製品の位置付けをする為との事でした
当サイトでは製造元の(株)タクマさんからTK用のパーツの制作、販売を自由にして良いと了解を得ておりますので是非一般ページでもRの紹介をさせて欲しいと頼んだところ「Rの紹介はまだ控えて欲しい」との事でメンバールームではRの話題をしつつ一般ページでは旧機種のSの紹介コーナーを残したままという展開になっておりR発売から3年が経ちましたが当サイトのリニューアルに伴いやっと一般の皆様にも紹介が出来るようになりました
History
初代TK335Sは27万画素の小型カメラとして発売されましたがその後41万画素のTK455へとモデルチェンジして335は幕を閉じました
しかし調査等で使用しているプロユーザーの声を反映し41万画素のTK455を廃止しTK335がRとして復活いたしました
一般の人への販売を意識した場合画素数の高い製品のほうがよく売れるのですがプロは視点が違いますから27万画素を好みます
CCD素子の面積が同じ場合27万画素の素子の場合は27万個の電子の目が並んでおり41万画素は41万個の電子の目が並んでおります。同じ面積に沢山並べれば1つの目は小さくなります。画素数が多くなれば繊細な映像が得られますがその反面感度をスポイルしなければならないという弱点があります
照度が充分にある所では41万画素カメラはきめ細かい映像を映せますが調査や特別な使い方をした場合は27万画素CCDのほうが良い場合が多いのです
照度が低いところでは画素数が少なく素子1つ1つが大きい27万画素のほうが明るく撮れますし荒さが目立たないので逆に41万画素より綺麗に撮れます
その為撮影困難なシーンで確実に良質な画像を得たい調査撮りなどの場合にはプロは27万画素カメラを好みます
照度が充分に有れば41万画素のほうが綺麗に映りますが27万画素のCCDが1台有ればオールラウンドで使えますのでプロやマニアに好んで使われております
(株)タクマさんのカメラには上位機種として41万画素のTK570が有りますが初代TK335SがTK455となりCCD素子が41万画素になりました
これにより27万画素カメラが無くなってしまいPROユーザーから27万画素カメラの復活を望む声が多く上がるようになり現場の声に答える形でチューンされて復活したのがTK335Rです
※注: ここで語った27万画素と41万画素CCDの違いの話は(株)タクマさんのTK455とTK335を比較した場合の話です
必ずしもこのお話が全ての製品に当てはまるわけではございません。27万画素の製品の中には感度の良い製品も有れば悪い製品もありますし41万画素カメラも感度の良い物や悪い物がございますので感度の悪い27万画素より感度の良い41万画素の製品のほうが低照度でもよく映りますのであくまでも一例ですがでもこの傾向はハンディカムなどホームカメラのスペックを見ていただければご理解いただけると思います
昔の画素数の少ないホームカメラは感度が良かったのに近年のメガピクセルカメラ等はとても感度が落ちており全く暗所が写せません。
この事などを考えてみると当サイトの言わんとしていることは良くご理解頂けるかと思います
特殊撮影で小型CCDを使うプロはカメラ選びの視点が違うのです
TK335 「S」と「R」の違い暴露しちゃいます
メーカーさんも販売店さんも旧型のSと現行のRとの違いを一般の人に語ろうとしないので当サイトが暴露しちゃいます
メンバーの皆様には発売後すぐに違いを知って頂き今や所持率ナンバーワン機種となっておりますがメーカーさんが調査会社等プロユーザーにしか違いを
説明していないので一般の皆様に詳細が公開されるのは当R、M、Sだけであろうと思います
美味しい所いいとこ取り
現行のRはCCDはSONYの素子が使われており制御基板はPanasonic製が使用されておりますのでお互いの美味しい所を合体させた良いとこ取りマシーンとなっております
電子制御等も味付けが変えられており以前のSではずっと低照度の所を映していてレンズに急に逆光が一瞬入ったりするとすぐに白飛びしてまた元に戻るという感じで過敏だったのですがRでは緩やかに変化するように変更されておりホンの一瞬の強い光では過敏な変化はしないのでさほど何もなかったかのように撮り続けることが出来るようになりました
電源電圧が柔軟になり安全装置も入りました
以前のSでは電源は5V定格だったので自由度が無くしかも5Vという電圧は生成しにくいのでカメラは優秀ですがちょっと使いづらい面がありました
現行のRでは電圧は5V〜9Vまで何ボルトを入れても良いので電源が非常に柔軟になり飛躍的に便利になりました安価でしかも小さな電源で長時間安定した稼働が可能です
さらに安全装置も追加されましたのでプラスとマイナスを逆接続してしまっても大事なカメラを壊すことがございません
しかも上限は9Vですが短時間であれば12Vを誤ってし入れてしまっても壊れることは有りません。当サイトでは13Vを10分間通電してみましたが壊れずそのまま使うことが出来ました(でも本体が熱くなるので真似はしないように)
Rなら電池スナップをプラマイ逆説続してしまい壊すというリスクから解放されます
万が一電圧を間違えて12Vを入れてしまっても短時間なら壊れることはありませんので非常に安心です
コンパクトCCDの場合は小型にするためにフィルター部分とかを排除して必要な部分だけ残して極力小型化をする場合が多いので電源の極性を間違えたり電圧を間違えると一瞬で機器を全損してしまうという事が多いですがTK335Rならそれらのリスクから解放されるのでとてもストレス無く使えますしプロ用でありながらアマチュアでも安心して使えます
壊れにくいし万が一壊れても安心
内部部品はCCDがソニー、基板がパナで国産メーカーでの制作ですし組み立ても国内の純国産製品です
電圧が柔軟で安全装置もあり壊れにくいですが万が一どこか壊れても部分的に修理が可能ですので安心して末永く使えます
例えばレンズが劣化して映りが悪くなってくれば純正レンズだけ買い足し出来ますしコードが断線してしまえばコードを交換出来ますしあらゆるトラブルに対応できるので買い直しをしなくても悪くなった部分だけ交換すれば末永く使い続けることが出来ます
この辺りは純国産の安心感があります
TK335は非常に壊れにくいです。長年使い基板が酸化してどす黒くなってもノイズが入ったりとか不安定になるという事が起こりにくくハンダが古くなりクラックが入るととかというトラブルもなかなか無いようです
プロの為の道具
一時期一般販売も意欲的にされていた事がありましたが今はまたプロ向けとしての位置づけをし一般販売はあまり力を入れなくなっております
その為Rにモデルチェンジしてどうなったかの説明は全くされていませんしラジオライフ誌等の雑誌などの広告は一切行わなくなり一般の人が購入できるのは唯一VTCさんだけになってしまいVTCさんではモデルチェンジしてから宣伝どころか紹介が縮小されており「解る人だけ買ってくれればよい」というスタンスになってしまいました
携帯電話を例にしますとファッション性や美しさが求められますがTKのような小型CCDカメラの場合は人に自慢するものでは無く隠して使う場合が大半ですから製品の見た目より丈夫さと便宜性が優先されて今は作られております
以前のSは完成してから綺麗に化粧塗装をされてから納品されておりましたが今は塗装無しで黒い金属面剥き出しです
理由はマジックテープを張ってカバンに固定するときなどに塗装があると塗装面が撮影中に剥がれたりすると撮影は失敗してしまいますのでテープが馴染むように塗装は排除されました
それにより以前よりしっかりとした固定が出来るようになるので撮るのには便利になりましたが見た目は悪くなっています
ケースの接着も以前は綺麗にされていましたが今はケースの継ぎ目や外にもはみ出ており接着溶剤が大きく盛られております
これも落としたときにケースが開いたりとかハードに使用しても耐えられるようにとの観点から行われております
以前の製品に比べて塗装はして無くてケースの金属面は剥き出しでプレス時に付いた傷も隠さず接着剤は従来の倍以上使われているのではみ出ておりますので
購入した人は「中古が届いたのでは無いか?」という疑念を抱く人も多く私の元には何件か問い合わせも頂きましたが「R」は徹底してプロの道具として作られている為です
部外者の開発が自由である
当サイトではTKに使える便利グッズを自由に販売してよいと了解を得ておりますのでTK用のオリジナル商品を多数今までメンバールーム内で販売しておりましたが
今後はビジターの皆様もお買い求め頂けるよう3割くらいの商品を一般解禁いたしますのでご注目下さい
(株)タクマさんでは他社が幅広く周辺部品の製作をする事を歓迎されており現在は当サイト以外にもNS SYSTEMさんがTK用の交換レンズを販売されております
メンバーの皆様にはお馴染みの販売店さんですが一般の人はあまり知らないのではないかと思いますので興味がございましたらアクセスしてみてください
薄くてとても明度が高いL−030レンズが人気です
TK335Rは末永く使えるプロの道具です